ヘキサメトニウムは、自律神経節を競合的に遮断する。

自律神経節遮断薬(ニコチン性アセチルコリンNN受容体遮断薬)という種類の薬である。

 

作用機序:競合的ニコチンNN受容体遮断

ヘキサメトニウムは自律神経節のニコチンNN受容体を競合的に遮断する。

「競合的に遮断」というのはこの場合、ニコチン受容体を刺激するもの(アセチルコリンなど)と受容体をとりあって、ニコチン受容体刺激を防ぐことである。

 

適応:なし

ヘキサメトニウムは高血圧症の治療に用いられていたが、現在の適応はない。

ヘキサメトニウムなどの神経節遮断薬は交感神経、副交感神経に作用し、副作用が強いため、現在は用いられていない。

 

関連

自律神経節に作用する薬

  • 自律神経節刺激薬(ニコチン性アセチルコリンNN受容体刺激薬)
  • 自律神経節遮断薬(ニコチン性アセチルコリンNN受容体遮断薬)
  • ニコチン受容体部分作動薬