シロリムス(ラパマイシン)
シロリムス(ラパマイシン)は、免疫抑制薬という種類の薬である。
作用機序
シロリムス(ラパマイシン)は、サイトカインの作用を低下させて免疫抑制にはたらく。
作用機序
mTORの阻害
- シロリムスはT細胞内でFK結合タンパク(FKBP)と結合し、その複合体がmTORを阻害する
- mRNAの翻訳が抑制され、細胞周期G1からSへの進行が抑制される
- 免疫抑制
※G1でとめる
mTOR
mTOR:mammalian target of rapamycin
mTORは、タンパク質キナーゼであり、細胞内シグナル伝達に関わる。
IL-2はT細胞の受容体に結合し、そのシグナルはmTORを介してmRNAの翻訳を促進する。
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