イソニアジドは、結核の治療薬である。

代謝

イソニアジドは、主にN-アセチルトランスフェラーゼによってアセチル化され、不活化される。

N-アセチルトランスフェラーゼは人によって発現量が異なる。
これについて詳しくはコチラ→アセチル化能(RA、SA)

副作用

  • 末梢神経炎(ビタミンB6投与により改善)
  • 肝障害
  • 貧血(ビタミンB6枯渇によるヘム合成阻害)

リファンピシンとの併用で重篤な肝障害の可能性

リファンピシンは肝代謝酵素誘導作用をもつため、イソニアジドの代謝産物の肝毒性物質の産生を促進させると考えられている。

そのため、リファンピシンと併用したときに重篤な肝障害が現れることがある。

併用する場合は定期的に肝機能検査を行う。