リトドリンはアドレナリンβ2受容体刺激薬であり、子宮平滑筋のβ2受容体に選択性が高いため、子宮筋弛緩作用をもつ。

リトドリン塩酸塩

出典:「ウテメリン錠5mg」添付文書

作用

リトドリンは子宮平滑筋のβ2受容体を選択性に作用し、子宮筋を弛緩させる。

そのため、切迫流産・早産の防止に用いられる。

副作用

アドレナリンβ2受容体刺激薬の副作用

アドレナリンβ2受容体刺激薬の副作用として以下が挙げられる。

  • 手指振戦
  • 心悸亢進
  • 低カリウム血症

医療用医薬品

リトドリン塩酸塩を主成分とする医療用医薬品の例を以下に示す。

  • ウテメリン錠5mg
  • ウテメリン注50mg
  • ルテオニン錠5mg
  • ルテオニン点滴静注用50mg
  • ウテロン錠5mg
  • ウテロン点滴静注液50mg
  • リトドール点滴静注50mg