ラベタロールはアドレナリンα,β受容体遮断薬であり、α受容体とβ受容体、ともに遮断する。

ラベタロール塩酸塩

出典:「トランデート錠50mg/トランデート錠100mg」添付文書

作用機序:α1, β受容体を遮断

ラベタロールはα1、β受容体を遮断する。

α1受容体遮断

ラベタロールは血管のα1受容体を遮断し、血管を拡張させて血圧を下げる。

β1受容体遮断

ラベタロールは心臓のβ1受容体を遮断し、心拍出量を減少させる。

また、腎傍糸球体細胞のβ1受容体を遮断し、レニンの分泌を抑制する。

適応

  • 高血圧症

禁忌

  • 気管支ぜん息
  • うっ血性心不全

医療用医薬品

ラベタロール塩酸塩を有効成分とする医療用医薬品の例を以下に挙げる。

  • レスポリート錠50mg/レスポリート錠100mg
  • トランデート錠50mg/トランデート錠100mg
  • ラベタロール塩酸塩錠50mg「トーワ」/ラベタロール塩酸塩錠100mg「トーワ」