ブナゾシン
ブナゾシンは選択的アドレナリンα1受容体遮断薬であり、選択的にα1受容体を遮断する。
血圧を下げる作用があるため、ブナゾシンは降圧薬として用いられる。
また、緑内障にも用いられる。選択的アドレナリンα1受容体遮断薬の中で緑内障に用いられるのはブナゾシンだけである。
ブナゾシン塩酸塩出典:「デタントール0.01%点眼液」添付文書
作用機序:選択的α1受容体遮断
ブナゾシンは血管のα1受容体を選択的に遮断し、血管を拡張させて血圧を下げる。
そのため、ブナゾシンは降圧薬として用いられている。
α2受容体遮断作用は弱い
ブナゾシンは選択的にα1受容体を遮断し、シナプス前膜のα2受容体遮断作用は極めて弱い。
そのため、交感神経終末からのノルアドレナリン遊離を促進させず、心拍数や心拍出量にほとんど影響がない。
非選択的α受容体遮断薬の場合、α2受容体も遮断してしまうため頻脈などが見られるが、ブナゾシンといった選択的α1受容体遮断薬は頻脈を起こしにくい。
適応
- 本態性高血圧症
- 腎性高血圧症
- 褐色細胞腫による高血圧症
- 緑内障
副作用
- 起立性低血圧
医療用医薬品
- デタントール錠0.5mg/デタントール錠1mg
- デタントールR錠3mg/デタントールR錠6mg
- デタントール0.01%点眼液
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