ピロカルピンはコリン作動性アルカロイドであり、ヤボランジ葉に含まれる。

 

作用機序:ムスカリン様作用

ピロカルピンはムスカリン様作用が強く、ニコチン様作用は弱い。

ピロカルピンのムスカリン様作用は、特に眼、腺分泌作用が強い。

縮瞳作用、眼内圧下降作用

ピロカルピンは3級アミン構造をもち、主に点眼で用いられる。

ピロカルピンは以下の作用を示す。

  • 縮瞳作用:瞳孔括約筋の収縮 → 縮瞳
  • 眼内圧下降作用:毛様体筋の収縮 → 眼内圧↓

持続的作用

ピロカルピンの作用は持続的である。

適応

  • 診断又は治療を目的とする縮瞳
  • 緑内障
  • シェーグレン症候群患者の口腔乾燥症状の改善