コホート研究は「前向き研究」とも呼ばれ、投与群と対照群を経時的に観察する研究のことである。

特徴(長所・短所)

  • 介入研究ではなく観察研究に分類される

長所

  • 薬の服用と有効性、副作用発生との間に時間的順序が成立している
  • 信頼性の高いデータが得られる(症例対照研究と比べて)
  • 対照群の選び方に偏りが少ない
  • 複数の有効性、副作用に対して同時に観察できる
  • 複数の疾患を追跡可能
  • 死亡率や罹患率が直接測定できる→相対危険度が直接測定可能
  • 用量・反応の関係を求めることができる
  • 寄与危険を直接求められる

短所

  • 経費、時間がとてもかかる
  • 有害事象など頻度の少ないものの検出には適さない

関連:症例対照研究