オーソライズドジェネリック(AG)
オーソライズドジェネリック(AG)とは、先発医薬品メーカーから特許使用の許可を得て製造されるジェネリック医薬品のことである。
オーソライズドジェネリック(AG)は他の後発医薬品に先駆けて発売することができ、先発医薬品の特許が切れる180日前から独占販売することができる。
通常、後発医薬品の開発にはさまざまな試験(生物学的同等性など)をする必要がある。しかし、オーソライズドジェネリック(AG)はそのような試験を省略することができる。
先発医薬品、オーソライズドジェネリック、ジェネリックの違い
先発医薬品 | オーソライズドジェネリック | ジェネリック | |
有効成分、成分量 | 同じ | ||
効能・効果、用法・用量 | 同じ | 一部違う(先発医薬品から欠ける)場合も | |
原薬・添加物、製法 | 同じ | 違う場合が多い | |
承認申請に必要なデータ |
有効成分の作用・毒性などの証明 製剤の有効性、安全性などの証明 |
先発医薬品と同一に製造できることの証明 | 先発医薬品との同等性 |
承認・発売 | 先発医薬品の特許期間中も可 | 先発医薬品の特許が切れたあと | |
製造販売元 | 通常、先発医薬品メーカーと関連のある1社 | 複数のジェネリックメーカー |
スポンサーリンク