クロミフェンは排卵誘発をおこすため、不妊症に用いられる。

クロミフェンはエストロゲン受容体遮断作用をもつ。

作用機序

クロミフェンの作用機序

視床下部・下垂体のエストロゲン受容体阻害
→ エストロゲンの負のフィードバックを阻害
→ ホルモン産生・分泌↑
→ 排卵誘発

クロミフェンは、エストロゲン受容体を阻害作用をもつ。

クロミフェンは間脳視床下部または脳下垂体前葉で内因性エストロゲンと競合的に枯抗する。

それにより、エストロゲンによる負のフィードバックが抑制される。そのため、

  • 性腺刺激ホルモン放出ホルモン
  • 性腺刺激ホルモン
    • FSH:卵胞刺激ホルモン
    • LH:黄体形成ホルモン

これらの産生・分泌が増大し、排卵誘発をおこす。

 

副作用

  • 多児妊娠

クロミフェンは排卵を誘発するため、多児妊娠の可能性がある。