メスナは、シクロホスファミドによる出血性膀胱炎の解毒薬である。

シクロホスファミドはアルキル化薬であり、がんの治療に用いられる。シクロホスファミドの副作用に出血性膀胱炎があり、これの治療にメスナが用いられる。

作用機序

シクロホスファミドは代謝されると、アクロレインという代謝物になる。このアクロレインが膀胱粘膜に接触し、微小血管からの出血や膀胱委縮を引き起こす。

メスナはこのアクロレインと結合し、無毒化する。