プラゾシンは選択的アドレナリンα1受容体遮断薬であり、選択的にα1受容体を遮断し、血圧を下げる作用がある。そのため、プラゾシンは降圧薬として用いられる。

プラゾシン塩酸塩

出典：「ミニプレス錠0.5mg／ミニプレス錠1mg」添付文書

作用機序：選択的α1受容体遮断

プラゾシンは血管のα1受容体を選択的に遮断し、血管を拡張させて血圧を下げる。

そのため、プラゾシンは降圧薬として用いられている

α2受容体遮断作用は弱い

プラゾシンは選択的にα1受容体を遮断し、シナプス前膜のα2受容体遮断作用は極めて弱い。

そのため、交感神経終末からのノルアドレナリン遊離を促進させず、心拍数や心拍出量にほとんど影響がない。

非選択的α受容体遮断薬の場合、α2受容体も遮断してしまうため頻脈などが見られるが、プラゾシンといった選択的α1受容体遮断薬は頻脈を起こしにくい｡

適応

  • 本態性高血圧症
  • 前立腺肥大症に伴う排尿障害

副作用

  • 起立性低血圧

医療用医薬品

  • ミニプレス錠0.5mg／ミニプレス錠1mg