半減期
$${ _{  }{ T }_{ \frac { 1 }{ 2 }  } }=\frac { ln2 }{ Ke } =\frac { 0.693 }{ Ke } $$

T1/2:半減期
Ke:消失速度定数

半減期とは、物資の濃度が半分に減少するのにかかる時間である。

半減期は濃度に関係なく同じ

濃度が半分にまで減少する時間、つまり半減期は濃度がどの値でも同じである。
例えば、

  • 濃度が20 から 10になるのにかかる時間
  • 濃度が10 から 5になるのにかかる時間
  • 濃度が16 から 8になるのにかかる時間

これらの時間(半減期)は全て同じであるということである。濃度が大きかろうが小さかろうが、濃度が半分になるのにかかる時間は変わらない。

ただし、半減期がどの濃度でも同じになるのは次の場合のときである。

  • 薬物の血中濃度の推移が、線形1―コンパートメントモデルで表される場合

つまり薬物が線形に従うとき、半減期ごとに濃度は半分になる。

半減期の利用

半減期は、薬の投与間隔を決める際に指標となることがある。