A型肝炎ウイルス(HAV)は、ピコルナウイルス科に属するRNAウイルスである。

A型肝炎ウイルス(HAV)により、A型肝炎が引き起こされる。

感染

経口感染

A型肝炎ウイルス(HAV)は、感染者の胆汁に排泄され、糞便感染によって伝播する。

潜伏期間

潜伏期間は2~6週間程度である。

症状発現

潜伏中にウイルスは増殖し、ウイルスに対する免疫が機能し始め、HA抗体が作られるようになる。そうなると免疫機構により肝細胞が攻撃され、A型肝炎の症状が出現する。

A型肝炎の予後

A型肝炎のほとんどは自然治癒し、慢性化することはない。

予防

あらかじめA型肝炎ワクチンの接種を行うことで、A型肝炎を予防することができる。