溶液中の溶質分子は、 FiCKの法則に墓づいて、濃度の高い方から低い方へと自発的に拡散する。

濃度勾配が大きいほど、透過速度は大きい

Fickの法則は、単位面積を単位時間に移動する溶質量で拡散速度を表したものである。

単純拡散における透過速度は濃度勾配によって決まる。

Fickの法則

$$V=\frac { dQ }{ dt } =\frac { D\cdot K\cdot A }{ h } \cdot ({ C }_{ 1 }-{ C }_{ 4 })$$

  • V:透過速度
  • Q:薬物量
  • t:時間
  • D:拡散定数
  • K(= C2/C= C3/C4):膜/溶媒間の分配係数
  • A:膜の断面積
  • h:膜の厚さ

シンク条件(C2≫C3=0)では膜透過速度が見かけ上1次速度となる。

$$V=\frac { dQ }{ dt } =\frac { D\cdot K\cdot A }{ h } { C }_{ 1 }$$