スタチン系薬剤(HMG-CoA還元酵素阻害薬)は、脂質異常症(高脂血症)の治療薬である。

  • プラバスタチン
  • シンバスタチン
  • フルバスタチン
  • アトルバスタチン
  • ピタバスタチン
  • ロスバスタチン

用法・用量

1日1回夕食後に服用

コレステロールの生合成は夜間に亢進するため、夕食後に投与するのが効果的である。

作用機序

スタチン系薬剤は、HMG-CoA還元酵素を阻害する。

ヒドロキシメチルグルタリルCoA(HMG-CoA)還元酵素は、肝臓でのコレステロール生合成の律速酵素である。

スタチン系はこれを阻害し、肝臓でのコレステロール生合成を阻害する。これにより肝臓のコレステロールが不足し、肝細胞膜表面の低比重リポタンパク質(LDL)受容体が誘導される。

このLDL受容体を介して血中LDLが取り込まれ、血中LDL値が下がる。