てんかんは慢性脳疾患であり、大脳ニューロンの過剰な放電による反復性の発作が特徴である。

てんかん発作の分類

  • 全般発作:脳全体が興奮
    • 強直間代発作:痙攣・意識障害あり
    • 欠神発作:意識障害あり、痙攣なし
    • ミオクロニー発作:意識障害なし
  • 部分発作:局所的に興奮
    • 単純部分発作:意識障害なし、部分的な四肢痙攣
    • 複雑部分発作:意識障害あり

治療

抗てんかん薬投与の目的は、発作回数の減少と症状改善を図ることである。

原因によってではなく、発作の型によって投与する薬物を決定し、原則として単剤から投与を開始する。

注意点

  • 副作用回避のため、血中濃度のモニタリング(TDM)が必要
  • 血中濃度が低くても母乳中に移行するため、授乳は避ける