プロスタグランジン(PG)は、

  • 痛み
  • 炎症
  • 発熱

などを引き起こす生理活性物質で、エイコサノイドの一つです。

※エイコサノイド:エイコサン酸(アラキドン酸)を骨格に持つ化合物やその誘導体のこと

プロスタグランジン(PG)の作用

プロスタグランジン(PG)にはいくつか種類があり、それぞれ作用が違ったりします。主なプロスタグランジンの作用についてまとめておきます。

PGE2

  • 血管平滑筋:弛緩
  • 気管支平滑筋:弛緩
  • 子宮平滑筋:収縮
  • 血小板凝集:抑制
  • 発痛:誘起
  • 胃粘膜:粘液分泌↑、胃酸分泌↓
  • 中枢:発熱
  • 腎臓:腎血流量調節

PGF

  • 子宮平滑筋:収縮

 

PGI2

  • 血管平滑筋:弛緩
  • 血小板凝集:抑制
  • 胃粘膜:粘液分泌↑、胃酸分泌↓
  • 腎臓:腎血流量調節