酸性物質の酸性度の比較

一般的な酸性物質の酸性度は、高いものから次のようになっている。

  1. ピクリン酸
  2. カルボン酸
  3. 炭酸
  4. フェノール
  5. アルコール

酸の強さ=プロトン放出のしやすさ

酸性の強さは、プロトンが放出しやすいほど強くなる。

電子はプロトンを引き付けるため、電子密度が高いほどプロトンを放出しにくく、電子密度が低いほどプロトンを放出しやすい。

つまり、電子密度が低いほど、プロトンを放出しやすく、酸性度が高くなる。

電子密度が低い=プロトンを放出しやすい=酸性度が高い

電子吸引基が結合するほど酸は強くなる

電子密度が低いほど酸は強くなると説明した。そのため、電子吸引基が結合するほど酸は強くなる。

電子吸引基が結合すると、電子密度は低くなる。そのため、酸性度は高くなる。

電子吸引基が結合→電子密度↓→プトロン放出しやすい→酸性度↑