ユリノーム(ベンズブロマロン)
ユリノーム(ベンズブロマロン)は、尿酸排泄薬である。
適応
- 痛風
- 高尿酸血症を伴う高血圧症
用法・用量
- ユリノーム錠 50mg
- 痛風
通常成人1日1回1/2 錠または 1 錠(ベンズブロマロ ンとして 25mg または 50mg)を経口投与し、その後維持量として 1 回 1 錠を 1 日 1 ~ 3 回(ベンズブロマ ロンとして 50 ~ 150mg)経口投与する。
※年令、症状により適宜増減 - 高尿酸血症を伴う高血圧症
通常成人 1 回 1 錠を 1 日 1 ~ 3 回(ベンズブロマロン として 50 ~ 150mg)経口投与する。
※年令、症状により適宜増減
- 痛風
- ユリノーム錠 25mg
- 痛風
通常成人 1 日 1 回 1 錠または 2 錠(ベンズブロマロン として 25mg または 50mg)を経口投与し、その後維持量として 1 回 2 錠を 1 日 1 ~ 3 回(ベンズブロマロ ンとして 50 ~ 150mg)経口投与する。
※年令、症状により適宜増減する。 - 高尿酸血症を伴う高血圧症
通常成人 1 回 2 錠を 1 日 1 ~ 3 回(ベンズブロマロン として 50 ~ 150mg)経口投与する。
※年令、症状により適宜増減
- 痛風
特徴
作用機序
作用機序
URAT1(尿酸トランスポーター)阻害
- 近位尿細管のURAT1阻害
- 尿酸の再吸収↓
- 尿中への尿酸排泄↑
ベンズブロマロンは、近位尿細管のURAT1を阻害する。
URAT1は体内に尿酸を輸送するトランスポーターであるため、阻害されると尿酸を体内へ輸送できなくなる。
そのため、尿酸は再吸収されず、尿中へたくさん出ていく。
つまり、ベンズブロマロンは、URAT1阻害により、尿酸の排泄を促進する。
副作用
- 胃部不快感(0.33%)
- 胃腸障害(0.29%)
- 瘙痒感(0.29%)
- 発疹(0.27%)
- 下痢(0.18%) など
重大な副作用
- 重篤な肝障害(0.09%)
劇症肝炎等の重篤な肝障害、黄疸があらわれることがあるので、定期的に 肝機能検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認 められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う こと。
禁忌
- 肝障害のある患者
- 肝障害を悪化させることがある
- 腎結石を伴う患者、高度の腎機能障害のある患者
- 尿中尿酸排泄量の増大により、これらの症状を悪化させるおそれがある
- 効果が期待できないこと がある
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
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