調胃承気湯は瀉下薬である。

適応症状

  • 便秘
  • 乾いた硬い便

構成生薬

  1. 大黄
  2. 芒硝
  3. 甘草

調胃承気湯は、大黄甘草湯(大黄・芒硝)を含む処方である。

大承気湯と調胃承気湯では、大黄を煎じる時間が異なる理由

これは目標とする症状が異なるからである。

大黄を長時間煎じると、瀉下作用がよわくなる。

  • 大承気湯 → 煎じる時間短い → 瀉下作用強い
  • 調胃承気湯 → 煎じる時間長い → 瀉下作用弱い

このように煎じる時間を変えて、瀉下作用の強さを処方ごとに変えている。