アミノ安息香酸エチル(ベンゾカイン)
アミノ安息香酸エチル(ベンゾカイン)は、エステル型の局所麻酔薬である。
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作用機序:細胞膜膨張→Na+チャネル阻害
アミノ安息香酸エチルは脂溶性が高く、細胞膜の中に入りこむ。
そして細胞膜を膨張させ、Na+チャネルを圧迫して阻害する。
これにより刺激の伝達が阻害され、鎮痛作用を示す。
特徴
アミノ安息香酸エチルには以下の特徴がある。
- 血管収縮作用はない(コカインはある)
- 脂溶性が高く、水に難溶
→ 外用剤(軟膏)としてかゆみなど用いられる
適用方法
表面麻酔法
適応
- 胃炎などの鎮痛(内服)
- 皮膚の鎮痛・鎮痒(塗布:軟膏など)
- 外傷
- 熱傷
- 制吐
アミノ安息香酸エチルは内服で胃炎などの鎮痛などに用いられるほか、制吐薬としても用いられる。
副作用
- ショック
- 振戦
- 痙れん
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