大承気湯は瀉下薬である。

適応症状

  • 便秘

構成生薬

  1. 大黄
  2. 芒硝
  3. 厚朴・・・胃気
  4. 枳実・・・胃気

大承気湯と調胃承気湯では、大黄を煎じる時間が異なる理由

これは目標とする症状が異なるからである。

大黄を長時間煎じると、瀉下作用がよわくなる。

  • 大承気湯 → 煎じる時間短い → 瀉下作用強い
  • 調胃承気湯 → 煎じる時間長い → 瀉下作用弱い

このように煎じる時間を変えて、瀉下作用の強さを処方ごとに変えている。